前回までのあらすじとしてはフィリピン人と結婚を両国間で完了させました。今回のステップに移るのには、日本の戸籍謄本にフィリピン人が掲載されるドキュメントが必要でした。それではここから在留資格認定証明書の取得についてみていきましょう。
前回のおさらいは以下からお願いします。
全体の流れは法務局から出ているサイトでざっくりと確認できますのでこちらも併せて確認しましょう。
在留資格認定証明書で必要なもの
まずは申請に必要なものをリスト化していきます。私の場合の一例になります。それぞれの状況によって出すものは違ってくるので詳細は関係各所に確認ください。
詳しくは以下の法務局のサイトを参照してください。
申請にあたり準備するもの
・マイナンバーカードをパソコンで利用するためのセットアップ
・マイナンバーカード読み込みリーダー
・日本人のマイナンバーカード
フィリピンパートナーが準備するもの
・顔写真(スマホでOK)
・パスポート
・結婚証明書とその翻訳
日本人が準備するもの
・戸籍謄本(パートナー反映のもの)
・住民票
・所得課税証明書
・納税証明書
・在職証明書
・資産を証明する書類(預金残高証明書)
・身元保証書(法務局フォーマット)
・質問書(法務局フォーマット)
・結婚経緯説明(質問書の補足資料)
パソコンのセットアップ
公的個人認証サービスなるものを利用するためにJPKIソフトをパソコンにインストールする必要があります。
ここのWindowsソフトのダウンロードボタンを押してソフトをダウンロードしてください。
ダウンロードページにインストールまで説明がありますので読み進めてインストールを完了してください。そのページにあるように、ブラウザはEdgeかChromeを必ず使うようにしましょう。私はFirefoxを使用してここに気づかずにだいぶ無駄な時間をすごしましたので。
インストールが完了しましたら次に行きます。
在留資格オンラインサイトで利用者登録をする
在留資格オンラインは以下のサイトになります。
ここでは、在留資格認定証明書の交付申請、更新、資格変更など在留資格系のことがオンラインのみで完結できます。
アクセスしたら新規利用者登録の外国人・その他ボタンを選択します。
ボタンを押すと以下の画面になります。証明書パスワードの長いほうを入力してください。この画面にならない場合は、マイナンバーカードがパソコンで利用できる状況になっていないので上記ステップ再度確認しましょう。
次に短いほうのパスワードも聞かれるのでパスワードを入力しましょう。
パソワード入力後、利用者登録画面に遷移します。ここでは、自分の必要情報等を記載してメールアドレスを登録すると、利用者情報登録のお知らせのメールがとどきます。
メールに書かれてるアドレスに飛び、パスワードを設定してください。その後再び、先ほどメール登録したアドレスに、パスワード登録完了及び認証IDのお知らせが届きます。
この認証IDとパスワードをもってログインのところから外国人本人・その他ボタンを押して入場します。
必要情報を入力していく
申請情報入力(1件ずつ申請情報入力する画面) ボタンを押して、必要情報を書いていきます。管轄の法務局を指定し、取得する資格を指定して進めていきます。記載する内容は在留資格申請書類と同じです。
ここからのステップはむやみやたらと入力完了をしないことに注意してください。なぜなら間違った場合でも戻っての修正ができないからです。2、3回見直してから実行に移しましょう。
申請書を書いたら申請書の検索をし、自分の申請状態のページに遷移しましょう。トップ画面から自分の申請状態を確認できます。
申請内容を書いたら在留認定書類の受け取り方法をメールに指定しましょう。
次は同じページ内で顔写真を添付していきます。顔写真は自撮りで問題ないですがサイズ指定、サイズ規格がありますのでそのように加工していきましょう。縦4:横3の割合で50kバイト以下、JPGにする必要があります。
顔写真を登録すると顔写真ステータスのところら審査中になり、承認になれば審査承認となります。
次に資料を添付するのボタンで上記で書いた必要なものをPDF化して添付していきます。
資料添付するうえで注目する点として
・質問書の結婚に至った経緯説明についてはしっかり書く
・すべての資料を一つのPDFとすること
・10Mバイト以下にする
・在職証明書は自由フォーマット
・結婚証明書は翻訳書もつける
注目点を詳しく見ていきましょう。
質問書の結婚経緯説明について
在留資格認定証明書の許可で何をみられるかというと、二人の関係性の真実性になります。それは結婚の事実もそうですが(偽装結婚ではないかとか)、結婚後の継続性も見られているわけです。例えば経済力がなければ、日本に来てすぐ犯罪に走るもしくは離婚に至り不法滞在につながるとかそんなところです。
なので重要なのは経済力を示すことと2人の出会いから結婚に至るまでの物語をしっかり表現することが大事になってきます。
そのうえで質問書の結婚経緯は非常に大事だと個人的には思っていたのでしっかり書きました。
私の場合書いたこととしては、出会った場所、きっかけ、二人はお互いどこに惹かれたのか、付き合っているときのイベント、プロポーズの経緯、お互い結婚に至った決め手、結婚式のこと、を文章で時系列をなるべく詳しく書きました。そのなかで、イベントごとでは写真やSNSログと紐付くようにしました。
添付資料その他
資料はすべてPDFの1ファイルにする必要があります。単体ファイルでPDFは簡単ですが、PDF編集ソフトがあれば合体させるのも簡単ですが、ソフトは高いので持っていない人が大半かと思います。
お勧めはしませんがWEB上にPDFファイル一式を結合するサービスがあります。個人情報の漏洩の関係から自己責任の範疇でおこないましょう。
あとはそのファイルを10Mバイトにしないといけません。大半重くなる原因は写真なので、写真自体を減らすか、または写真のデータ容量をペイントソフトなりでリサイズしましょう。
在職証明書は自由フォーマットです。自分が今現在いつから在職中であることが分かればいいと思いますので、人事に何に使うかを伝えればいいかなと思います。
結婚証明書の日本語訳ですが自分でやっても問題ありませんが、結婚式の際に関係者の名前を憶えてたほうがいいというのはここでの翻訳がスムーズになるからです。
すべての資料が完了したら先ほども申し上げたように、一度アップロードした資料は修正できないので何度も確認し間違いないことを確認してから申請しましょう。
申請状況は先ほどの申請検索から確認できます。
在留資格認定証明書発行
在留資格認定証明書の発行についてはメールできます。物理的なドキュメントは有りません。
下記のような非常にあっさりとしたものです。
私の場合は申請したのが7/20(日曜日)で発行を受けたのが7/26(金)なので1週間ほどでした。国際結婚を補助する司法書士のサイトなんか見ると一律1か月~3か月かかるとの情報をみてましたが、これは、管轄する法務局や繁忙期なんかも発効までにかかる時間はかかわってくると思いますので一例としてとらえてください。
発行されたらこのメールをフィリピンパートナーに転送しましょう。
これは印刷しておいてもらってください。次のステップのVISA申請に使用します。
以上が在留資格認定証明書をオンラインで取得するまでの流れとなります
次回はVISA申請をお届けします。
コメント